【ジャンル選びで単価が決まる】Webライターで稼ぐためのポイントを解説

Webライターを続けるためには、記事の単価を上げていく必要があります。なぜなら、記事単価が上がらないと、いつまでも同じペースで働き続けなければいけないからです。

また、契約しているクライアントが、その後も案件を継続してくれる保証はありません。ですから、記事単価を上げつつ、複数のクライアントと契約している状態が理想と言えます。

しかし、記事単価を上げるためには、収益率が高く稼ぎやすいジャンルの案件を受注する必要があります。クライアントの利益が増えることで、記事制作に使える予算額も増えるからです。

つまり、最初から稼げるジャンルに絞って案件を受注した方が、記事単価を上げやすいということになります。

ジャンル選びを間違えると、頑張って仕事を続けたとしても単価は上がらないまま、時間だけが過ぎていくので注意してください。

この記事では、Webライターが記事単価を上げるためのポイントについて、自分の経験に基づいて解説しているので、ぜひ参考にしてください。

記事単価を上げたいなら稼げるジャンルを選ぶ

Webライターとして記事単価を上げたいなら、知識スキルも重要ですが、何より稼げるジャンルを選ぶことがポイントです。

仕事を発注するクライアントに利益が出なければ、記事制作に使える予算も増えないからです。では、ここで稼ぎやすいジャンルを簡単にご紹介します。

稼ぎやすいジャンルの例
  • 医療(健康・美容)
  • 法律(税金・相続)
  • 金融
  • IT
  • 不動産
  • 転職

ちなみに、稼げるジャンルを調べたい場合は、クラウドソーシングサイトで文字単価の高い案件を探すことで、ある程度絞り込むことができます。

文字単価が高い=利益が出やすいため記事制作に使う予算も多い

ただし、誰でも稼げるジャンルの案件を受注できるわけではありません。なぜなら、専門的な知識や経験、資格などが条件になっている場合が多いからです。

ですから、上記のような稼げるジャンルの中から、自分の持っている知識やスキルで記事が書ける案件を見つけることが重要です。

ジャンルに関係なく収入を上げる方法

続いて、ジャンルに関係なく収入を上げる方法について解説します。Webライターが収入を上げる方法は、主に2種類あります。

Webライターが収入を上げる方法
  • 単価交渉をする
  • クラウドソーシングサイト以外で契約する

では、それぞれ簡単に解説していきます。

単価交渉をする

現在契約しているクライアントに対して、報酬アップをお願いする方法です。とはいえ、「報酬を上げてください!」と伝えるだけでは了承してくれる可能性は低いです。

そこで、単価交渉のポイントを簡単にまとめておきます。

単価交渉のポイント
  • 信頼と実績を積み上げる
  • 相手にもメリットがあるように提案する
  • 交渉材料を持つ

単価交渉をする前に、クライアントから信頼してもらえるように仕事を続けていくことが最低条件です。もし、誰でも良いと思われているなら、報酬を上げるよりも他のライターに依頼されてしまう可能性が高いです。

その上で、クライアントと交渉するための文章を考えます。もちろん、お願いする立場なので丁寧な文章で書きましょう。その上で、2つのパターンを簡単にご紹介します。

相手にメリットを伝えて提案する方法

相手にメリットを伝えてから、報酬アップを提案する方法です。仕事をする中で、集客や売上を増やす方法に気付いた場合に有効です。

自分で「改善策を実行します!」とクライアントに伝え、その代わりに報酬アップに繋げます。もちろん、業務が増える分の作業時間を考えて単価を決めてください。

相手にデメリットを伝えて交渉する方法

相手にデメリットを伝える場合は、交渉材料を持つことが重要です。例えば、他のクライアントから高単価で記事作成の案件を受注していることなどが考えられます。

クライアントからすると、発注しているライターを変更するのは手間も時間もかかります。信頼しているライターに辞められてしまうより、外部の評価と同じレベルの待遇にする方を選んでくれるかもしれません。

ただ、クライアントが運営するメディアのジャンルによって収益率が違うので、最初から稼げるジャンルで仕事をする方が単価交渉が成功する可能性も高いと言えます。

クラウドソーシングサイト以外で契約する

大手のクラウドソーシング以外のサービスを使う方法です。理由を解説する前に、大手のクラウドソーシングサイトの概要を見ていきましょう。

Webライターが仕事を探すために使うクラウドソーシングサイトは、主に2つあります。

大手のクラウドソーシングサイト
  • クラウドワークス
  • ランサーズ

次に、それぞれの手数料について表でまとめておきます。

報酬金額クラウドワークスランサーズ
10万円以下20%
10万円超〜20万円以下10%
20万円超〜5%

つまり、同じ報酬であっても上記より手数料が低いサービスで案件を受注できれば、手取り額が増えます。

SNSなどから自分でクライアントを見つけ、直接営業して案件を獲得すれば手数料を支払う必要はありません。

また、大手のクラウドソーシングサイト以外にも、Webライター向けのサービス3つあるので簡単にご紹介します。

ウーフー

ウーフーとは、コンテンツ制作などの案件とクリエイターをマッチングさせるサービスです。ウーフーに登録することで、営業する必要がなくなり、毎月安定した案件の受注が可能になります。

ただし、登録するためには審査に合格する必要があります。

ANOTHER PATH

ANOTHER PATHとは、高いスキルを持っているライターに記事の制作依頼ができるサービスです。ちなみに、最低の文字単価は1.5円と決まっています。

ただし、ライターとして登録するためには、ライティングテストに合格する必要があります。

CACASEL Editor

CACASEL Editorとは、コンテンツマーケティング(SEO+セールス)に特化した業務委託サービスです。現在は、主にライティングに関する業務を扱っています。

ライターとして仕事を受注するには、登録してからテストを受ける必要があります。その後、案件に応募していくシステムとなります。

実名で業務委託契約をする方法もある

Webライターとして働く方法は、クラウドソーシングだけではありません。実名で活動できるなら、求人サイトを使う方法もあります。

Webライターの求人では業務委託が多いですが、中には正社員を募集している企業もあります。また、Web制作の一部としてライター業務を必要としている場合もあるので、一度求人サイトで検索してみましょう。

単価を上げないと続けていくのは難しい

ここからは、クラウドソーシングサイトでWebライターを続けていくのが難しい理由について解説していきます。

最初にその理由を一言で説明すると、記事単価が上がらないと知識やスキルの幅を広げる時間が作れないからです。そのまま続けていても、生活に余裕が持てません。

大手のクラウドソーシングでは、初心者でも文字単価1円程度の案件は受注できます。実際に、専門的な知識がない自分でも受注でき、その後も続けて納品していました。

ただ、Webライターは記事を書く以外にもさまざまな作業をするため、納品までに時間がかかります

Webライターの主な作業
  • 情報を調べる
  • 記事を書く
  • 納品方法にあわせて入稿する
  • 文字の装飾
  • 画像の選定・挿入

さらに、納品後もクライアントから指摘された場合は、記事の修正も行います。そのため、1日に執筆可能な記事数には限界があります。

もし、文字単価1円毎日記事を書き続けたとしても、生活できるほどの収入を得ることは難しいです。では、実際に自分が受注していた案件を例に計算してみます。

実際に受けていた案件の概要
  • 上記の作業を全て行う
  • 構成案・見出しは決まっている
  • WordPressに納品
  • 1記事2,000文字以上で3,300円(税込)
  • 修正依頼はされたことがない

自分でも作業しやすい内容でしたが、クオリティを保ったまま製作できるのは1日1記事でした。この条件で毎日納品すると、1ヶ月の報酬は下記の通りです。

3,300円 × 30日 = 99,000円

しかし、クラウドソーシングサイトの手数料を引いた手取り額約80%になります。

99,000円 × 80% = 79,200円

上記の条件では、毎日納品しても1ヶ月で約80,000円しか稼げません。もちろん、より文字数の多い案件を受注したり、記事数を増やすことができれば、収入を上げられる可能性はあります。

しかし、それでは収入を上げていくための根本的な解決策にはなりません。

単価の低い仕事を続けるのはおすすめできない

単価の低い案件でも、文字数を増やして納品し続ければ、収入を増やすことができます。ただし、無理をして続けても、単価を上げる方法はクライアントに交渉する以外ありません。

さらに、記事を書く以外の時間が極端に少ないため、他の案件に応募したり、新しい知識やスキルを習得することができません。

その上、クライアントの案件が収益率が低いジャンルだった場合、単価交渉に応じてもらえない可能性が高いです。

逆に言えば、Webライターとして月5万円ほど稼ぐことは誰でも可能です。実際に自分が経験した内容を別の記事で解説しているので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

➡︎【匿名でOK】Webライティングで月5万円稼ぐ方法やスキルを解説

Webライターの収入が上がらない理由

続いて、Webライター全体の収入が上がりにくい理由についても簡単に解説します。主な理由は2つです。

Webライターの収入が上がりにくい理由
  • Webライターの人数が多いこと
  • クラウドソーシングサイトを使っていること

では、それぞれ簡単に説明します。

Webライターの人数が多い

Webライターは誰でも始めやすいため、ひとつの仕事に対して提案する人数が多くなり、記事単価が下がりやすいという特徴があります。

Webライターが始めやすい理由
  • 初期投資が少ない
  • いつでもどこでも働ける
  • 初心者でも案件を受注できる

また、副業でWebライターをしている方も多く、家事の合間の短い時間でも作業できるため、どうしても案件獲得の競争率が高くなってしまいます。

クラウドソーシングサイトを使っている

多くのWebライターが仕事を探すために使っている大手のクラウドソーシングサイトも、収入が上がりにくい理由のひとつです。

なぜなら、クラウドソーシングで発注する仕事とは、基本的に「受けてくれるなら誰でも良い」ので、価格競争になりやすいからです。

もちろん、クラウドソーシングサイトを使うメリットもあるため、必ずしも直接クライアントと契約を結ぶのが良いわけではありません。

クラウドソーシングサイトを使うメリット
  • 案件の数が多い
  • 報酬の未払いを防ぐ仕組みがある
  • 自分の実績がサイト内に溜まっていく

ただ、Webライターがクラウドソーシングの収入だけで生活していくには、記事単価を上げない限り難しいです。

Webライターを続けたいなら収入を上げていこう

「Webライターを続けていきたい!」と考えているなら、記事単価を上げていく必要があります。単価を上げるために重要なことは、収益率の高いジャンルで記事を書くことです。

そこで、稼げるジャンルを選んで記事を書いていきましょう。たとえ専門的な知識や資格がなくても、Web上で検索すれば詳しい情報を調べることは可能です。

ちなみに、ファイナンシャルプランナーや司法書士の資格を持っていない自分でも、ローンクレジットカードに関する記事作成の案件を受注できたので、多少の説得力はあると思います。

加えて、Webに関する知識がある場合、特にWordPress(ワードプレス)で納品できる程度のスキルがあると、応募可能な案件も増えて仕事の幅が広がります。

WordPressの学習方法については、別の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

➡︎ 初心者でも難しくない!WordPressを独学してWebサイトを作ろう

Webライターは場所や時間にとらわれずに働くことができるので、誰でも始めやすい仕事です。ただ、長く続けていくために、できるだけ収入を上げる工夫をしていきましょう。

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