【個人で稼げないなら】Webの知識・スキル・経験を活かして会社員になろう

「Web制作を学んだけど、クラウドソーシングで案件を受注できない…」や、「Webライターを始めたけど、単価を上げられない…」など、フリーランスの悩みは多いです。

誰にでも、「このまま続けて大丈夫なのかなぁ…」と不安な気持ちがあると思います。もちろん、自分も同じです。

もし、フリーランスを続けていくのが辛いようなら、会社で働くことを検討してみましょう。会社に入ることで、自分の得意な分野に集中することができ、毎月給料をもらえるため生活も安定します。

ただ、中途入社の場合は「即戦力になれるくらいのスキルが必要」というイメージがあります。ただ、フリーランスとして収入を得られた経験も、アピールできるポイントになるはずです。

そこで、一度自分が持っている知識スキルを確認してみてください。その上で、経験を活かせる職種であれば、雇ってくれる会社が見つかる可能性は高いです。

この記事では、Webに関する知識やスキルを活かせる会社を探す方法について解説しているので、収入を上げられなくて悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

転職に活かせるスキルを確認しよう

少しでもWeb制作ブログ運営の経験がある方なら、それまで学んだ知識、身に付けたスキルがあります。そこで、まずは自分が持っているものを確認してみましょう。

Web制作・運営で身に付けられるスキルの例
  • プログラミング
  • Webデザイン
  • WordPress
  • サーバー・ドメインの設定
  • Webライティング
  • SEO
  • マーケティング

これらの中で、自分が実績として第三者に証明できるものを選びます。なぜなら、実際に見てもらわなければ、採用を決める担当者に信用してもらえないからです。

そこで、実績として紹介できる例を3つ考えてみました。

  • Web制作
  • ブログ運営
  • Webライター

では、順番に見ていきましょう。

Web制作のスキルとは?

Web制作とは、主にWebサイト・サービスを作ることを指します。なお、Web制作に必要なスキルは大きく2つに分かれます。

Web制作に必要なスキル
  • プログラミング
  • Webデザイン

これらを組み合わせることで、Webサイトを作ることができます。では、それぞれのスキルについても細かく見ていきます。

プログラミング

Web制作では、たくさんのプログラミング言語を使い分けています。代表的な言語は下記の通りです。

Web制作で使われる主な言語
  • HTML
  • CSS
  • JavaScript
  • PHP
  • Ruby

これらを使って、自分でWebサイトやサービスを作ることで、実績として証明できます。また、実在するWebサイトを見本にしてコーディングするのも良いでしょう。

Webデザイン

Webサイトのデザインを考える場合、だけでなく、使いやすいように作る必要があります。

Webデザインのポイント
  • コンセプトにあわせた雰囲気にする
  • コンテンツを適切に配置する
  • わかりやすい見た目にする

また、デザイン専用ソフトの知識やスキルも必要です。

主なデザインソフト
  • Photoshop
  • Illustrator

Webデザインの場合は、自分で作ったデザインカンプ(見本)を実績として見せることができます。

ブログ運営のスキルとは?

ブログを運営しているなら、集客力販売力に必要なスキルを活用しましょう。その際は、わかりやすいようにデータで示すと効果的です。

ブログ運営で身に付く主なスキル
  • WordPressの使い方
  • SEO(Google検索の上位を取るテクニック)
  • マーケティング

WordPressが使えると簡単にWebメディアを作れますし、SEOで集客できれば商品の販売も可能です。もちろん、データ解析をしてマーケティングに活用することもできるでしょう。

ブログ運営の場合は、PV数や収益額などが実績として使えます。

Webライターのスキルとは?

Webライターの場合は、文章力をアピールしましょう。相手がWebライティングに詳しければ、文章を読んでもらうだけで伝わります。

さらに、ライティングの種類使い分けられると、幅広く活用できます。

  • SEOライティング
  • セールスライティング
  • コピーライティング

他にも、ライター名が掲載されている記事を見てもらうと、第三者にわかりやすく実績を伝えることができます。

Webに関する経験が有利になる職種を考えよう

自分のスキルが確認できたら、次にどのような職業であれば有利になるかを考えます。基本的には、身に付けたスキルをそのまま活かせる職業が良いでしょう。

  • プログラミング・デザイン → Web制作会社
  • ブログ → Webマーケティング会社
  • Webライティング → Webメディア運営会社

ただ、Webに関する職業の場合、「実務経験○年」という条件付きが多いです。そのため、転職を考える場合は2つのポイントがあります。

転職する会社を選ぶポイント
  • 実務経験とは違うメリットを認識してもらう
  • 未経験OKの会社を探す

どちらも簡単ではありませんが、探せば必ず見つかるはずです。では、上記で挙げたWeb関係の会社について、もう少し詳しく見ていきましょう。

Web制作会社

Web制作会社は、クライアントの希望通りにWebサイト(サービス・アプリ含む)を制作する会社です。まずは、業務の流れをまとめておきます。

Web制作の業務内容
  1. クライアントの要望をまとめる
  2. スケジュールを組む
  3. 全体の枠組みを決める
  4. デザインを作る
  5. コーディング・コンテンツ作り
  6. チェックをする

また、Web制作会社はフリーランスと違い、仕事の役割も決まっています。

  • 営業 → 仕事を受注する
  • ディレクター → 計画を立てる・指示をする
  • デザイナー → デザインを作る
  • コーダー → コーディングする
  • ライター → 記事を書く

ですから、自分の得意な分野の仕事に集中できるというメリットがあります。また、フリーランスより会社として営業する方が、クライアントから信頼される可能性が高く、仕事を受注しやすいです。

Webマーケティング会社

Webマーケティングは、Web上での集客力や販売力を高めるための方法を考え実行する会社です。そのため、さまざまな施策を行い、データを解析して、より効果的な方法を探します。

Webマーケティングの主な手法
  • SEO対策
  • SNS運用
  • メールマガジン
  • インターネット広告
  • アフィリエイト広告

また、Webサイトやランディングページ(LP)の改善などの提案もします。ブログで集客できる方であれば、今までの経験を生かすことができるでしょう。

Webメディア運営会社

Webメディア運営会社はメディアを作り運営する会社ですが、2つのパターンがあります。

  • 自社メディアを運営している
  • 他社のメディアの運営代行をしている

どちらの場合も、運営するメディアのイメージやコンセプトに合わせて、コンテンツを作成していく必要があります。

また、メディアを運営する以上多くのユーザーに見てもらえるように、マーケティング戦略も重要になります。他にも、コンテンツ制作をするならライティングスキルも必要です。

ここまで3つの会社について解説してきましたが、基本的にWebに関する仕事であれば、それまでの経験は相手の会社に良い印象を与えるはずです。

ですから、応募する際は「自分は何ができて、どのように役に立つのか」を伝えてください。そのためには、自分のスキルや実績を証明できる方法を見つけておきましょう。

逆にデメリットになる場合もある

会社によっては、Webに関する経験がデメリットになることもあります。この場合、主に2つのパターンが考えられます。

  • 情報発信が禁止
  • 副業が禁止

このようなルールがある会社に転職すると、それまでの経験を活かすことができなくなるかもしれないので注意しましょう。

では、それぞれ簡単に解説していきます。

情報発信が禁止

会社員の情報発信を快く思わない場合があります。主な理由は、個人の情報発信が会社に悪い影響を与える可能性があるからでしょう。

ブログ運営はもちろんですが、「Twitter」や「Instagram」のフォロワー数もSNSマーケティングのスキルと考えることもできます。

それまでの努力に対し、マイナス評価をする会社をわざわざ選ぶ必要はありません。

副業が禁止

法律では問題ないのですが、副業が禁止されている会社はまだまだ多いです。おそらく、副業が会社に悪い影響を与えると考えてのことでしょう。

会社に与える悪い影響の例
  • 働き過ぎて業務に支障が出る
  • 自社の業務と重なると利益が減る
  • 業務で知り得た情報が外部に漏れる

もちろん、副業する気がなければ関係ありませんが、個人で実績を積み上げていくことができなくなります。

匿名なのでバレたくない場合はどうする?

フリーランスや副業をしている方の中には、本名を公開せず匿名で活動している場合があります。もし転職しようと考えた場合、「実績を証明したいけどバレるのは嫌だなぁ…」と思いませんか?

自分が運営しているブログや、クラウドソーシングのアカウントなどを伝えてしまうと、そこからSNSのアカウントも辿ることができるため、活動しづらくなる可能性があります。

そこで、匿名のまま実績を証明できる方法を考えてみたので、簡単にご紹介します。

ブログの実績を証明する場合
  • Googleアナリティクスのユーザーサマリー
  • Googleサーチコンソールの検索パフォーマンス
  • Googleアドセンス収益レポート
  • ASPの報酬レポート
  • クラウドソーシング → マイページの報酬額
  • プログラミング → ソースコード
  • デザイン → デザインカンプ
  • Webライター → 記事の下書き

自分が応募した先の会社で働くかどうかは別にして、匿名で活動している以上隠しておきたいですよね。

ただ、アカウントを公開しないことがマイナス評価になるかもしれないので、まずは今まで経験した事実のみ相手に伝えておき、面接の段階で相手の様子を伺いながら、データを見せるかどうか決めてはいかがでしょうか。

個人で稼げない場合は転職も考えてみる

個人でスキルを高めて仕事を受注し、収入を得ている方はたくさんいます。ただ、収入を上げていくためには、さまざまな工夫や経験が必要になるため、続けていくのが難しいという現実もあります。

そこで、「一度フリーランスを経験してから会社員に戻る」という選択肢もあることを覚えておきましょう。

その際は、「自分が持っている知識やスキルが相手にとってどのようなメリットがあるのか」をしっかり伝えることが重要となります。

自分に知識やスキルを溜めていけば、選べる職業の幅が広がる上、会社に依存せずに収入を得ることも可能になります。

あわせて、生活に必要な固定費を下げることで、苦しい思いをしながら働く必要もなくなります。なお、生活費を下げる方法についても、別の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

➡︎ その出費は本当に必要ですか?これからの人生を自分で選んでいく準備をしよう

年齢を重ねても自分で稼ぐことができれば、将来に対するお金の不安を減らせると思います。

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