【気軽に二人乗り】ヘルメットが収納できる原付二種スクーターの選び方

「フルフェイスが入る125ccのスクーターってないの?」と思ったことはありませんか?時速60kmで走れる原付二種に乗るなら、安全面を考えてフルフェイスを選びたいですよね。

原付二種は二人乗りが可能なので、ヘルメットを収納するスペースは広い方が使いやすいです。しかし、シート下にフルフェイスを収納できるスクーターは少ないのが現状です。

そこで、二人乗りを前提に、フルフェイスを2つ収納するための方法を考えてみました。まずは、想定している原付二種スクーターの利用方法をまとめておきます。

想定している利用方法
  • 街乗りが多い
  • 荷物は積める方が良い
  • ヘルメットは外に出しておきたくない

その上で、二人乗りをする場合の原付二種スクーターの選び方について解説します。特に、収納スペースにこだわって検討したので、ぜひ参考にしてください。

また、原付二種の維持費についても後半でまとめていますので、興味のある方は確認してください。

街乗りでも安全性を重視しよう

まずは、原付二種の利用方法について確認しておきます。原付二種のスクーターに乗る多くの方は、普段の交通手段として利用しています。

スクーターを利用する主な目的
  • 通勤・通学
  • 買い物
  • レジャー

基本的に、自宅から近い範囲で移動しているため、安全面を意識することは少ないかもしれません。しかし、原付二種は時速60kmまで出せるので、万が一のことを考えるとフルフェイスのヘルメットをかぶる方が安心です。

フルフェイスならあごの部分までしっかりガードしてくれるため、転んだ場合でも顔に傷が残る可能性は低いです。ただ、フルフェイスをシート下に収納したい場合は、スクーターの選択肢が減ってしまいます。

フルフェイスを収納できる原付二種は少ない

フルフェイスは顔全体を覆うので、サイズが大きいです。そのため、シート下の収納スペースが広くないとヘルメットが入りません。

ちなみに、フルフェイスが収納できない車種のシート下には、ヘルメットホルダーと呼ばれる金具が付いていることがあります。

ヘルメットホルダーを使えば盗まれる可能性は低いですが、ヘルメットが外に出ているため、天気の急変いたずらなどで汚れないか心配になります。

二人乗りをするならリアボックスを使おう

リアボックスとは、バイクのうしろに設置できる箱です。見た目より利便性を重視する方におすすめのアイテムです。

ここで、リアボックスを付けるメリットを簡単にまとめておきます。

リアボックスのメリット
  • フルフェイスが入る
  • 鍵がかかる
  • 中身が濡れない
  • 取り外し可能
  • 背もたれになる

リアボックスは自分で取り付けることができ、価格もそれほど高くはありません。参考までに、人気のあるリアボックスを2つご紹介します。

ただ、フルフェイスが2つ入るリアボックスは少ないため、スクーターの収納スペースとあわせて上手に活用してください。

フルフェイスが収納できる原付二種スクーター

続いて、シート下にフルフェイスが収納できる原付二種のスクーターをご紹介します。対象は5種類あり、車種名をクリックすると公式サイトで詳細を確認できます。

フルフェイスが入る原付二種スクーター

※ヘルメットの種類によっては入らない場合があります。

なお、他にもフルフェイスが収納できる車種はありますが、現時点で購入可能であり、かつサポートも受けられるスクーターに限定しています。絞り込んだ条件は下記の通りです。

  • 新車で購入できる
  • アフターサービスが受けられる
  • 2021年10月時点で生産が終了していない

そのため、中古でしか購入できないものや、輸入車でサポートに不安のある車種は除いてあります。また、ヘルメットを無理やり押し込むと故障の原因になるため、収納スペースに余裕のない車種も対象外としました。

では、上記5車種の基本スペック装備を表でまとめておきます。(特徴的な部分は赤字で表示しています)

車種N-MAXPCXLEAD 125Racing S 125Tersely S 125
価格(税込)368,500円357,500円315,700円324,500円286,000円
全長(mm)1,9351,9351,8401,8552,085
全幅(mm)740740680750700
全高(mm)1,1601,1051,1301,1001,570
(スクリーン含む)
シート高(mm)765764760790790
車重(kg)131132114127130
燃費(km/L)46.947.450記載なし記載なし
タンク容量(L)7.18.165.76.2
シート下容量(L)233037記載なし記載なし
足の位置伸ばせる伸ばせる伸ばせない伸ばせない伸ばせない
ヘッドライトLEDLEDLEDハロゲンLED
ABS××
スマートキー×××
電源DCジャックUSB Type-CソケットUSBUSB×2

上記の表を見る限りでは、Tersely(ターセリー)1番おトクと言えます。さらに、Tersely S 125は標準装備も充実しています。

  • フロントスクリーン
  • ナックルガード
  • リアボックス

ここで、Tersely S 125のメーカーKYMCO(キムコ)をご存知ない方のために、詳細を簡単に解説します。

KYMCOについて

KYMCOは1964年台湾で設立され、ホンダから技術協力を得ながらバイクを製造販売してきたメーカーです。

人口100人当たりのバイク普及率世界一の台湾で、21年連続で販売台数1位の実績があります。また、現在では107か国に製造施設や販売会社があり、2015年からは日本にも子会社の「KYMCOジャパン」を設立し、本格的にバイクを販売しています。

車両本体は関東・近畿・北海道の3拠点から、純正部品は東京湾岸エリアにある自社パーツセンターから、全国へ配送しています。

ヘルメットは5種類ある

続いて、ヘルメットの種類について簡単に解説します。まず、ヘルメットは5種類に分かれています。

  • フルフェイス
  • システム
  • オフロード
  • ジェット
  • ハーフ

どれも基本的な形が違うため、安全性に大きく影響します。では、それぞれの特徴を表にまとめておきます。

種類フルフェイスシステムオフロードジェットハーフ
保護する部分顔全体あご以外頭のみ
安全性高い中間低い
重さ重い最も重い重い軽い
大きさ大きい小さい
価格高い安い

上記のうち、オフロードはスクーターとの相性が悪いですし、ハーフは安全面からおすすめできません。つまり、街乗りで使いやすいヘルメットは、下記の3種類です。

街乗りで使いやすいヘルメット
  • フルフェイス
  • システム
  • ジェット

ヘルメットにはサイズがあるため、店頭で商品を見ながら選べば間違える心配はありません。ただ、メーカーなどにこだわりがなく、ある程度サイズが決まっているなら、Amazonで購入すると費用を抑えることができます。

参考までに、それぞれのAmazonベストセラー商品を並べておきますので、価格を比較してみてください。

原付二種なら維持費が安い

次に、原付二種の維持費について解説します。原付二種は車に比べて維持費がかからないため、都市部にお住まいの方でも無理なく所有できます。

では、原付二種と軽自動車の維持費を比較してみましたので、下記の表で確認してください。

種類原付二種軽自動車
車体価格30万円前後100万円以上
自動車税(1年)2,400円10,800円
重量税(1年)なし3,300円
自賠責保険(1年)
(2年分の価格)
7,070円
(8,850円)
12,550円
(19,730円)
任意保険(年齢制限なし・1年)20,000円〜60,000円〜
駐車場(1ヶ月)1,000円10,000円
燃費(km/L)40km20km

※数値は概算なので、年度やお住まいのエリアなどで変わります。

原付二種は維持費が安いため、年齢に関係なく誰でも乗りやすいと言えます。

バイクなら行き先を自由に選べる

バイクがあると、バスや電車が通ってない場所へ行くことができ、時間の制限もありません。原付二種なら二人乗りができ、時速60kmまで出せるため、使い勝手が良いと言えます。

ただ、スピードが出せる分、安全面を考えてフルフェイスのヘルメットを選ぶ方も多いと思います。このとき、二人ともフルフェイスをかぶるなら、シート下のスペースに収納可能なスクーターをおすすめします。

さらに、スクーターにリアボックスを付けることで、両方のヘルメットを収納することも可能です。

ヘルメットを収納する場所
  • シート下の収納スペース
  • リアボックス

すると、天気やいたずらを気にすることなく、安心してスクーターから離れることができます。二人乗りをする機会が多く、普段の交通手段としてスクーターに乗るなら、ヘルメットが収納できるかどうかは重要なポイントです。

ちなみに、最近では運転中でも気軽に通話ができるアイテム安く購入できるので、楽しくツーリングをするために試してみてはいかがでしょうか。

なお、Amazonで購入する方法については下記の記事で解説しているので、わからない場合は参考にしてください。

➡︎【Amazonを活用】買い物の回数や量を減らして、自分の時間を増やそう

最後に、これから免許を取得する方やバイクを購入する方に向けて、知っておくと役に立つ情報をお伝えします。

これから免許を取得するなら

原付二種のAT限定免許は、普通自動車免許(中型も含む)を持っている方なら、最短2日で取得できます。ただし、対応してない教習所もあるので確認が必要です。

では、原付二種AT免許の教習内容について、簡単に表でまとめておきます。

所持している免許普通自動車なし・原付のみ
取得費用(概算)65,000円130,000円
技能教習8時間9時間
学科教習1時間23時間
応急教習なし3時間
合計時間9時間35時間

ちなみに、下記の普通二輪AT免許取得の記事の中で、原付二種AT免許で苦戦するポイントについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

➡︎【普通二輪AT免許】卒業検定のコツと原付二種との違いも解説します

これからバイクを購入するなら

「バイクをできるだけ安く購入したい!」と考えていませんか?最近では、フリマアプリなどでもバイクを購入することができ、選択肢が増えましたよね。

ただ、個人売買で購入費用を安く抑えられる点は魅力的ですが、トラブルに発展する可能性も高いです。そこで、バイクの名義変更について確認しておくことをおすすめします。

特に、個人売買では知識不足からトラブルが起こりやすいため、自分が困らないように事前に注意点を覚えておけば安心です。

原付の名義変更については、下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

➡︎ 原付(50cc/125cc)・軽二輪(250cc)の名義変更を詳しく解説

では、手軽で便利な原付二種のスクーターに乗って、普段の生活を快適にしましょう。

タイトルとURLをコピーしました