「副業したいけど、どの仕事を始めればいいの？」と悩む方は多いです。もちろん、必要な金額や副業に使える時間によって選べる仕事は変わるので、「これなら間違いない！」と断言することは不可能です。
しかし、「メリットが多くて今後も役に立つ副業はどれ？」と聞かれれば、『Webライティング』と答えます。なぜなら、Webライティングは初心者でも始めやすく、文章力が上がるため他の仕事でも活用できるからです。
「でも文章を書くのは苦手だから…」と思いませんでしたか？大丈夫、日本語が書ければ問題ありません。なぜなら、Webライティングの仕事は決まっている構成の通りに、指定された内容で文章を書いていくからです。「何を書こうかな…」と悩むことはありません。
もちろん、文章力の他にも納品方法、画像選定、文字の装飾などができると報酬は上がります。これらはWebライティングを続けていくうちに身に付けていけば良いでしょう。
さらに、Webサイトの運営方法を見ていることで、Webマーケティングについても学ぶことができます。ですから、Webライティングで収入を得ながら、自分の知識やスキルのレベルを上げていきましょう。
この記事では、Webライティングで身に付くスキルや仕事内容などについて解説しています。
Webライティングで身に付くスキルとは？
まずは、Webライティングをしていると身に付くスキルについて解説します。自分が記事を納品しているクライアントのWebサイトを知っていれば、どのように運営しているかを学ぶことができます。
この経験は企業の広報担当の方や、自分のブログを運営している方にも役に立つはずです。もちろんクライアントには質問せず、あくまで自分でWebサイトを見て学習してください。では、その具体的なスキルについて見ていきましょう。
Webサイトの運営スキル
Webライティングは、主にキーワードや記事の構成などが決まった上で文章を書く仕事です。そのため、狙っているキーワードから記事を構成するまではクライアントが行います。
すると、概要を見ることで記事の作り方を学ぶことができ、さらに使っているツールや構成の手順もわかる場合があります。（外部にバラすのは契約違反）
また、検索で上位に表示されるように構成を作るので、SEO対策の勉強になります。（SEO＝検索順位を上げる方法）
たとえクリックして記事が表示されたとしても、すぐに別のサイトへ行かれてしまうと検索順位に悪影響が出ます。そこで、読者の悩みを解決できるように、最適な順番でわかりやすく記事を書くことも重要です。
つまり、さまざまなWebサイトの運営方法を、内側から見ることができます。
検索スキル
記事を書くためには知識が必要です。しかし、自分に知識がない場合は、クライアントから渡された構成で記事を書くために、必要な情報を集めなければいけません。
そこで、狙っているキーワードで検索し、上位のサイトの記事を読んで勉強します。（コピーするのは犯罪）特に、重要なポイントや疑問に思ったことなどをメモしておきましょう。
次に、メモしたことについて自分で調べます。専門書があれば良いのですが、実際はインターネットで検索することが多いです。
最後に自分の中に落とし込んだ内容を、構成の順番で記事にしていきます。Webライティングは調べることが多いので、検索力が高くなります。
文章力が上がる
クライアントによっては、納品した記事に対して修正を依頼してくる場合があります。この時、「面倒だなぁ…」と思わずに、自分のレベルアップのために利用しましょう。
クライアントが修正を依頼するのは、記事を書くルールに従ってない場合か、文章を読みやすくするためのどちらかです。前者であればルールを守って執筆しましょう。
文章を読みやすくするためのフィードバック（修正依頼）であれば、理由も教えてくれるので確認して修正します。その時点では納得できなかったとしても、後から「確かにその通りだなぁ…」と思うこともあります。
自分だけで記事を書いている場合、文章力には限界があります。しかし、他人からフィードバックをもらうことで、さらにレベルアップすることが可能になります。
自分の記事を直すのは嫌かもしれませんが、報酬をもらいながら文章力を鍛えられるのは大きなメリットだと思います。
Webライティングには３種類ある
Webライティングは目的に合わせた記事を書く必要があり、大きく３種類に分かれます。
- SEOライティング
- セールスライティング
- コラム・小説
この中で案件が多いのはSEOライティングで、Webサイトの記事を更新することで検索順位を上げる目的があります。では、それぞれ簡単に解説していきます。
SEOライティング
検索順位を上げるためには、読者の悩みを早く解決する必要があります。そこで、読者が知りたいと思う順番で構成を作ります。
記事の途中に興味のない情報があると、他の記事を探しに行ってしまうかもしれないため、読者の求める情報のみを適切な順番で並べていきます。
ですから、ていねいに解説すれば良いというわけではなく、読者の思考を想像しながら書く必要があります。『どんな人がこの記事を読むのか？』をイメージすると書きやすいでしょう。
セールスライティング
ものを売るための文章を書く方法です。人がものを買う時の考え方に合わせて、理論を説明するよりも感情を揺さぶるような文章を目指します。
ちなみに、セールスライティングにはいくつか決まった『型』があります。その中でも有名な２つの本をご紹介します。
特に、男性の方は『ネットで女性に売る』を読んでおくと、女性の考え方がわかります。また、女性とのコミュニケーションにも役立ちます。
コラム・小説
SEOライティングとは逆の、書いた人の個性が重要な記事です。読者が「面白い！」と感じるような予想外の展開が起きたり、最後まで結論がわからないこともあります。
コラムや小説は、ファンになって読んでもらうことが目的になります。
ライティングスキルは幅広く活用できる
Webライティングで身に付けたスキルは、他のことに活用できます。たとえば、記事を書くために調べた内容は、あなたの知識になっているはずです。
また、伝えやすい文章を書くためにムダな文字を省いたり、相手の立場で考えることで情報を伝えることがうまくなります。
さらに、クライアントからフィードバックをもらい修正しているなら、文章力は確実に上がっています。もし、自分のWebサイトを持っているなら、それらの経験を活用しましょう。
加えて、どのような仕事でもコミュニケーションは必要ですから、Webライティングのスキルを使って、ムダな情報のやり取りを減らすことで生産性を上げられます。
Webライティングが副業におすすめな理由
Webライティングは、簡単に始められるのでおすすめの副業です。さらに、専業として生活している方もいらっしゃるので、ある程度の収入を目指すこともできます。
- 初期投資がかからない
- 場所や時間が自由に選べる
- 仕事が多い
では、それぞれの理由について解説していきます。
初期投資がかからない
Webライティングを始めるために必要なものは、パソコンとインターネット環境です。Webライティングは文章を書く仕事なので、スマートフォンでは時間がかかってしまい効率が悪いです。
また、Webライティングに使うパソコンは、性能が低くても問題ありません。ですから、自宅にパソコンがあれば、そのまま使うことができます。他にも、費用を抑えて始められるポイントがあります。
経費がかからない
経費で必要なのはインターネット料金のみです。普段から使っている方であれば、特に契約を変更する必要はありません。また、スマートフォンのテザリングで、パソコンを接続して使ってもOKです。
勉強するためのYouTubeや本がある
Webライティングの知識やスキルは、YouTubeや本で勉強することができます。YouTubeは無料ですし、本を何冊か買ったとしても費用はそれほどかかりません。
ちなみに、YouTubeでWebライティングを学ぶなら、おすすめのチャンネルはこちらです。
➡︎ウェブ職TV / なかじ
文章術の他にも、ブログの始め方やSEO対策について学ぶことができます。
いつでもどこでも仕事ができる
今では、スマートフォンのテザリングや、無料のWi-Fiスポットがたくさんあるので外でも仕事ができます。さらに、自分の空いた時間に記事を書けるので、副業にはもってこいの仕事と言えます。
仕事が終わって家に帰ってから始めたり、家事の合間に記事を書いたりすることが可能です。また、匿名で仕事を受けられるので、こっそり始めることもできます。
クラウドソーシングで案件が多い
Webライティングは、とにかく仕事がたくさんあります。もちろん、報酬が低い案件も多いです。しかし、記事を書いて納品すれば、確実に報酬がもらえます。
時には、修正を依頼されることもありますが、記事を書いていくうちに文章力が上がるため、短い時間で納品できるようになります。また、得意な分野であれば情報を集める時間は短くなりますし、納品方法や必要なツールの操作なども慣れてしまえば時間はかかりません。
最初は「頑張った割に報酬が少ないなぁ…」と思うかもしれませんが、続けていくうちに時給は上がっていきます。ただ、始めやすいことにはデメリットもあります。
Webライターが増えると競争率が上がり、条件が悪くても仕事を受けるワーカーが増えるため報酬が下がります。そこで、記事の単価を上げるためには、自分のスキルを磨いていくしかありません。
Webライティングの仕事内容について
ここからは、Webライティングの仕事内容について解説します。基本的には、情報を集めて文章を書くことなのですが、記事を書く上での考え方や注意点を簡単にまとめてみました。
案件が多いSEOライティングの場合、キーワードと記事の構成はクライアントが決めることが多いです。内容や文字数が決まっていることもあれば、タイトルと見出しのみ指定されることもあります。
また、クライアントによって記事を作成する上での条件が違うので、必ず確認しておきましょう。文章は誰が読んでもわかりやすいように書きます。
他にも、普段から気を付けているポイントについて、簡単に書き出してみました。
- １文には１つの内容が基本で、長くならないように
- 文章が幼稚になるので、同じ言葉は繰り返さない
- わかりやすい表現を使い、専門用語は解説を入れる
- スマホでも読みやすいように２、３行書いたら１行空ける
- 画像や箇条書き、表などを使って文字だけにしない
- 重要な部分を装飾して、飛ばしながら読んでも内容を理解できるように
- 句読点も的確に入れる
とにかく読みやすい文章を書けるように、何度も読み返して確認します。この時、書いた直後に読んでも誤字・脱字に気付きにくいため、時間をあけてから読んでみるのがおすすめです。
できるだけ記事に必要な情報を理解しておくと、スムーズに文章が書けるようになります。そのためには、同じキーワードで検索をして、上位の記事を読んで参考にすると良いでしょう。
文章力を上げる方法とは？
最後に、文章力を上げる方法について解説します。Webライティングを続けていくなら、文章力が高い方が報酬も増えるため有利になります。
文章力を鍛えたいなら、まずは『本』を読むことです。本を読んでいるうちに、文章の書き方や言葉の選び方を覚えることができます。
加えて、わからない単語が出てきた時は調べてください。すると、自分の知っている言葉が増えていき、文章力アップに繋がります。また、言い回しや表現方法なども学ぶことができます。
身に付けたいスキルに合わせて本を選ぶ
あなたが身に付けたいライティングスキルはどれですか？
- Webライティング
- SEOライティング
- セールスライティング
- コピーライティング
ライティングスキルに合わせて本を選ばなければ意味がありません。しかし、ライティングの本は種類が多く選ぶのが大変です。
そこで、ライティングスキル別におすすめの本をまとめた記事があるので、ぜひ参考にしてください。
➡︎【Webライター向け】磨きたいスキル別に１冊ずつ厳選した本を紹介
ただし、本を読むだけではなく、実際に書くことも重要です。Webライティングで収入を得ながら、文章力を上げていき、少しずつ収入を増やしていきましょう。
実際にWebライティングで稼ぐ具体的な方法については、⬇︎の記事で解説しているので、こちらも参考にしてください。
➡︎【匿名でOK】Webライティングで月５万円稼ぐ方法やスキルを解説