「プログラミングを始めてみたいけど、新たにパソコンを買わないといけないの?」と悩んでいませんか?
実は、最低限の条件を満たせば、どのようなパソコンでもプログラミングは可能です。その条件とは、『WindowsかMacであること』です。
上記以外のOS(Android・ChromeOS・iOS)ではプログラミングができません。
また、プログラミングとはコンピューターに命令するコード(プログラム)を書くことなので、性能の低いパソコンでも問題ありません。
ですから、もしパソコンをお持ちであれば、プログラミング学習をすぐに始めることができます。ただし、パソコンの種類や性能によって、作れるものや学習の進め方は変わります。
そのため、しっかりプログラミングを学びたい方は、自分の目標に合わせて、ある程度性能の高いパソコンを選ぶ必要があります。
この記事では、できるだけ専門用語を使わずに、ポイントを分かりやすく解説していますので、ぜひパソコン選びの参考にしてください。
プログラミングを学んで作りたいものは?
もし、「とりあえずプログラミングを経験したい!」というだけでしたら、Windowsの価格の安いパソコンを選びましょう。
しかし、ある程度プログラミング学習を進めたい方であれば、WindowsかMacのどちらにするか決める必要があります。
なぜなら、作れるものや使い方が違うからです。まずは、WindowsとMacの違いを簡単に解説します。
Windowsを選ぶメリット・デメリットは?
Windowsの特徴は、世界シェアが80%以上あることです。つまり、多くの方はWindowsのパソコンを使っています。
また、たくさんのメーカーから選ぶことができるため、価格や性能、見た目やカスタマイズ性など、自分の好みに合わせることができます。他にもWindowsを選んだ方が良い場合があります。
- WindowsPC向けゲームを開発する
- VRアプリを開発する
逆に、Windowsのデメリットは、Apple製品向けアプリを開発できないことです。ですから、iPhoneやiPadなどのアプリを作りたい方は、Macを選びましょう。
Macを選ぶメリット・デメリットは?
プログラミングをするために、Macをすすめる方は多いです。理由は主に3つあります。
- iPhone向けアプリが作れる
- Macのシステムと相性の良いプログラミング言語が多い
- Macを使うエンジニアが多く、トラブルの解決法などが検索しやすい
ただ、初心者であれば『iPhoneのアプリ』を作りたいかだけ考えておけば良いでしょう。ちなみに、『Androidのアプリ』はどちらでも作ることができます。
反対に、Macのデメリットは価格が高いことです。また、操作方法も少し違うため、Windowsを使っている方は慣れるまで戸惑うこともあるでしょう。
プログラミングをするために必要なスペックとは?
プログラミングには、高い性能のパソコンは必要ありません。しかし、いくつかのソフトウェアを同時に動かしたり、画像や動画を扱うことがあります。
その時にパソコンの性能が低いと、動きが遅くなったり、止まってしまうため、作業がスムーズに進みません。
また、プログラミング言語によっては、いくつかのソフトウェアをインストールして、開発環境を作らなければいけないこともあります。
そのため、プログラミング学習を進めていく気持ちがあるなら、ある程度の性能は必要です。ここからは、パソコンを選ぶポイントについて解説します。
パソコンを選ぶ時に確認するポイントは?
パソコンを選ぶ時に、確認するポイントは3つあります。
- メモリ
- ストレージ
- CPU
それぞれ簡単に解説していきます。
メモリは『8GB』以上
メモリとは、一時的にデータを記録しておく所で『作業する机』と思ってください。机は広い方が作業しやすいため、『広い=容量が大きい』方が処理が速いです。
プログラミングに使うのであれば、『8GB』あれば困ることは無いでしょう。
ストレージは『SSD256GB』以上
ストレージとは、データを保存しておく所で『本棚』と思ってください。本棚は大きい方がたくさん保存できるので、ストレージも大きい方が良いです。
ただし、ストレージは2種類あるので、その特徴も簡単に説明しておきます。
- SSD:処理が速い
- HDD:容量が大きい、価格が安い
プログラミングに使うのであれば、『SSD256GB』以上がおすすめです。
CPUは『Core i5』以上
CPUとは、データの処理をする部品で『作業する人』と思ってください。性能が高いほど、データを処理するスピードは速くなります。
プログラミングに使うのであれば、『Intel Core i5』以上がおすすめです。画像の処理や動画の編集など、負荷の大きい作業も可能です。
パソコンを買う時の注意点は?
パソコンを選ぶ時は、他にも注意しておくことが2つあります。
- ノートとデスクトップについて
- 新品と中古について
目標や使い方によって、選び方は変わります。それぞれ簡単に解説します。
ノートとデスクトップの違いは?
ノートパソコンは持ち運ぶことができ、デスクトップパソコンは決まった場所で作業することになります。
ですから、基本的にはノートパソコンを選ぶと良いでしょう。
- ディスプレイ:13インチ
- 重さ:1.5Kg程度
ディスプレイが大きいと作業がしやすく、軽い方が持ち運びやすいので、上記のサイズがおすすめです。
逆に、デスクトップのメリットは性能の高さです。動画編集や3DCGなどが目標であれば、最初から高性能のデスクトップを選んでも良いでしょう。
新品と中古の違いは?
パソコンを安く買うためには、中古品を選ぶという選択肢もありますが、おすすめできません。新品の方が良い理由は3つあります。
- 寿命:新しい方が使える期間は長い
- 性能:新しい方が基本性能は高い
- 保証:新品で買うと一定期間の修理は無料
実際に価格を比較すると、上記のメリットを打ち消すほど安く購入することは難しいです。
プログラミングにおすすめのパソコンはどれ?
ここからは、おすすめのパソコンについて、具体的に解説していきます。まずは、基本的なスペックをおさらいしましょう。
- メモリ:8GB
- ストレージ:SSD256GB
- CPU:Core i5
次に、メーカーごとに該当するパソコンを見ていきましょう。
メーカー別おすすめの機種
パソコン価格の安いメーカーに絞ったうえで、代表的な機種を並べてみました。その後、効率良くパソコンを検索する方法もご紹介します。
Apple
一番おすすめなのは【MacBook Air】で、自分でも使っています。
その理由は、トラックパッド(指でカーソルを操作する機能)が使いやすいためマウスは使わず、本体のみ持ち運べば仕事ができるからです。
また、iPhoneを使っている場合はファイルの共有が簡単なので、作業効率が上がります。
ただし、価格は115,280円(税込)と高めです。
DELL
DELLでは、【Inspiron】シリーズです。
価格は、83,980円(税込)〜になります。
HP(ヒューレット・パッカード)
HPでは、【Pavilion】シリーズです。
価格は、71,800円(税込)〜になります。
パソコン工房
パソコン工房では、【intel Core i5搭載】シリーズです。
価格は、85,778円(税込)〜になります。
ドスパラ
ドスパラでは、【THIRDWAVE F-14】です。
価格は、89,980円(税込)〜になります。
効率良くパソコンを検索する方法
パソコンを購入する方法は、メーカー公式ページ以外にもたくさんあります。
- Amazon
- 楽天市場
- Yahooショッピング
などのサイト上で、検索条件を選択します。
- ノートパソコン
- メモリ:8GB
- ストレージ:SSD256GB
- CPU:Core i5
しかし、検索結果に出てこない場合も多いです。その場合は、機種名を打ち込んで検索しましょう。
価格.comで検索する
価格.comで検索する方法もありますが、細かく分かれて表示されます。
また、そのまま購入もできますが、店舗ごとのルールや購入方法は違うので、しっかり確認しておきましょう。
どうしてもMacを購入したい方向けのおトク情報
Macの場合は、Appleが新品同様に整備した『認定整備済品』を購入することもできます。新品と比べて最大15%引きになるので、もしMacが欲しい方は確認してみましょう。
また、Macは24ヶ月の分割払いで購入することもでき、金利もかかりません。新品を買えば2年は確実に使えますから、初期費用を用意しなくてもMacを使うことができます。
→Apple公式サイトで確認する
パソコンを用意した後はどうする?
パソコンを用意した後は、プログラミング学習を進めていきましょう。初心者には、オンライン学習サービスの『Progate』がおすすめです。
なぜなら、無料で簡単に学習を始めることができるからです。『Progate』で学習する方法については、別の記事で解説しています。
インターネット環境の準備について
プログラミング学習を始めるためには、インターネットに接続する必要があります。
インターネットに接続してない方や、現在の状況が分からない方は別の記事で解説していますので、確認してみてください。
プログラミング学習は、誰でも簡単に始めることができます。まずは体験してみてから、学習の進め方を考えていきましょう。