「ブログを始めたら、どのくらいの期間で収益が発生するのか」知りたくありませんか?
もちろん、ブログにもさまざまな種類があるため、初収益が発生するまでの期間は異なります。ですから、ブログで初収益が発生した体験談のひとつとして、参考にしていただければと思います。
では、まずブログで初収益が発生したときの状況をまとめておきます。
「ブログ開設から1年後に27記事?」と疑問に思われるかもしれません。その1年は、Webライターとして活動していたため、自分のブログで追加した記事は2本だけでした。
ただ、自分では「Webライターの経験」が初報酬の大きな要因だと思っています。Webライターとして記事を書いていくうちに、文章力が上がるからです。
つまり、最初から文章力が高ければ、ブログで初収益が発生するまでの期間を短縮できるということになります。
この記事では、初心者がブログを作って初収益が発生するまでの流れについて、自分の体験談を基に解説しています。あなたにとって重要なポイントのみ抜き出し、上手く活用して収益化を目指してください。
初収益の発生が遅れた理由
まずは、「なぜ初収益が1年後になったのか?」について解説します。主な理由は2つ考えられます。
- 検索上位に表示されない
- 読者の役に立つ記事ではない
この2つを一言でまとめると「文章力が低い」ということです。ですから、適当に記事を書いて公開しても、ブログで収益が発生する可能性は低いと言えます。
それでは、「なぜ文章力が関係するのか?」について、順番に解説していきます。
検索上位に表示されない
公開した記事が検索上位に表示されない理由は、ブログに対するGoogleの評価が低いからです。Googleは、検索した方の悩みを解決できる内容の記事を、上位に表示するようにプログラムされています。
また、初心者が作ったブログでは、すぐに収益化できない理由も同じです。Googleから評価されるためには、記事を公開したあと3ヶ月程度の期間が必要と言われています。
読者の役に立つ記事ではない
もし、自分の書いた記事がクリックされたとしても、文章力が低いとしっかり読んでもらえません。なぜなら、読者は「自分の探している情報が見つからない」と思った瞬間に、違う記事を探しに行ってしまうからです。
そこで、重要となるのは2つの文章力です。
- SEOライティング:最後まで読んでもらうため
- セールスライティング:商品を売るため
簡単にまとめると、読者が探している「答え」を説明しながら、解決できる「商品」を紹介すれば、自分のブログから購入してもらえるはずです。
すると、読者の役に立つ記事としてGoogleの評価も高くなり、検索順位は上がっていきます。つまり、ブログで稼げる記事を書くためには「高い文章力」が必要です。
初収益までの流れを解説
では、ブログで初収益が発生した流れについて、もう少し詳しく解説していきます。まずは、チャートで簡単にまとめてみました。
- 2020年7月ブログを公開
Web制作を独学した内容(20記事)
- 2021年3月記事をリライト
リライト(16記事まで減らす)
- 2021年4月記事を増やしていく
Webライターで得た経験をまとめた内容
- 2021年7月初めての収益が発生
27記事を公開時点
- 2021年10月現在
46記事を公開中・収益の合計は500円程度
時給を計算すると恐ろしい金額になりますね。そこで、同じ道を歩かないように、効率良くブログを作ることが重要です。
続いて、アクセスに関する2つのデータも確認してください。
表示回数は少なく、全くクリックされていません。次に、リライト後のデータです。
記事をリライトしたあとは、表示される回数が増えているのが確認できます。その後も表示回数が増えていったのは、2つの要因が関係していると思います。
つまり、SEOライティングを学んで記事数を増やしていけば、ある程度の検索順位に表示されることがわかります。
リライト前は質の低い記事だった
そもそも、僕がブログを始めた目的は収益化ではなく、Web制作のポートフォリオとして活用するためでした。学習内容をまとめただけの構成となっており、読者の役に立つことを目指していたわけではありません。
ですから、検索上位に表示されるためには、SEOライティングを意識して文章を書き直す必要があります。そこで、リライトする際に考えたことが3つあります。
簡単にまとめると、読者の知りたい順番にコンテンツを並べ替えます。さらに、足りないコンテンツを加えたり、重複している内容はひとつの記事にまとめました。
前述したWebライターの経験で得た知識やスキルを活用できたため、記事の質を高めることに成功したようです。
文章力を鍛える方法について
もちろん、Webライターをせずに文章力を鍛えることは可能です。文章力を鍛える方法で一番おすすめなのは、「第三者に文章を読んでもらい、感想を聞くこと」です。
ただ、実行するのは難しいため、「文章力に関する本を読む → 意識して文章を書く」を繰り返して、レベルを上げていきましょう。
ブログに必要な文章力について書かれている本の中で、最もおすすめな1冊だけご紹介します。
なお、文章力に関する本について詳しく知りたい方は、⬇︎の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
➡︎【Webライター向け】磨きたいスキル別に1冊ずつ厳選した本を紹介
苦しいときの乗り越え方
はっきり言って、現在でも苦しい状況です。46記事書いて収益は500円、アクセスも月200PV程度ですから。
それでも続けている理由は2つあります。
では、それぞれの理由について簡単に解説します。
自分の価値を上げるため
ブログを続けていくと、さまざまな知識やスキルが身に付きます。例えば下記の通りです。
これらは、他の職業でも活用できます。例えば、企業のWeb担当としてサイト管理をしたり、Webライターとして働くことも可能です。
もし、検索で上位表示できるブログを運営できれば、企業やクライアントから高い評価を受けるのは間違いありません。つまり、ブログで結果を出せば、自分の価値が上がります。
収入を増やすため
ブログで収入を得られると、単純に生活がラクになります。なぜなら、自分が働かなくてもブログの記事が稼いでくれるからです。
もちろん、簡単ではありませんし、現実的に稼げる金額は少ないかもしれません。しかし、収入源を増やしておく方が、予想外のトラブルに対応できるため、生活が安定します。
とはいえ、継続するだけでも大変です。そこで、自分ひとりでモチベーションを上げる方法についても別の記事で解説しているので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
➡︎【ひとりが好きな方向け】自分だけでモチベーションを維持するコツ
ブログの収益化で最短を目指すなら
ここからは、「ブログを最短で収益化する方法」について解説します。とはいえ、期間は半年〜1年はかかると思ってください。
なぜなら、ブログを作るには時間がかかるからです。では、ブログに必要な作業の例をご紹介します。
これらをまとめて「サイト設計」と呼びます。最初に全ての枠組みを決めてから記事を書いていくのが、一番効率良く収益化できる方法です。
その証拠に、僕のブログでは途中でリライトしたり、記事を追加しているため、効率良く収益化できていません。上手にサイトを設計すると、読者が必要な情報を探しやすくなるため、SEOでも高い評価を受けられます。
「サイト設計の方法を知りたい!」と思った方は、⬇︎のYouTubeで学習することをおすすめします。もちろん無料で学べるので、見ておいて損はありません。
解説されている「なかじさん」は、2021年10月現在でも、Webメディア運営が本業です。つまり、リアルタイムの情報なので、今後ブログを始める方には参考になる内容です。
難しい部分や厳しい表現もありますが、「結果を出すため!」と割り切ってチャレンジしてみてください。
今からでもブログで稼げるの?
今から始めてもブログで収入を得ることは可能です。ただし、収益が発生するまでに時間がかかり、さらに伸ばすための努力が必要です。
また、最近では個人ブログが検索上位に表示されにくいです。具体的に説明すると、「個人より企業の方が信頼性が高い」とGoogleは評価しています。
そのため、今後ブログで稼ぐつもりなら、個人でも戦えるように工夫しなければいけません。もちろん、ジャンルを絞ってサイト設計をした上で、質の高い記事が必要になります。
とはいえ、「やってみないと結果はわからない」ので、とりあえず行動してみてはいかがでしょうか。ブログを運営した経験から、予想外の道が見つかるかもしれませんよ。